ウェブ屋の存在価値はどこにあるんだろう ~ 「ペライチ」サービスを見て考えた

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  • W3Cの文法に則って、正しくきれいなコーディングができます。
  • JavaScriptでWebサイトを構築できます。
  • きれいなデザインのWebサイトが作れます。
  • 売れるWebサイトが作れます。

このようなことを言っているWeb屋は、
もう存在できないかもしれないなー。
「ペライチ」という無料ホームページ作成サービスのWebサイトを見ていてそう思いました。

Web屋にとっては誇りに思うようなことでも、
お客様にとってはどうでもよかったり、
当たり前のことだったりすると思うから。

(上記に書いたことは、得意不得意の分野はあってもWeb屋はできるのが当たり前のことだと思っています)

「文法って言われても、JavaScriptって言われても、Webサイトができればそれでいいし。」
「売れるWebサイトと言われても、売れないWebサイトを作られても困るし」と、お客さんに言われそうです。

それなのに、「文法だ」「JavaScriptだ」などうじゃうじゃと言っていると、
「驚くほどカンタン! 無料」な「ペライチ」がよさそうだなって思われちゃいますよね。

いくら一生懸命話しても、Web業界都合で話していてはダメってこと。
いくら一生懸命話しても、Web業界都合で話していてはダメってこと。

だって、「価格を抑えて、簡単に作りたい」って
思うのは当然でしょう。

ランディングページをたくさん作る人には魅力的なサービス
ランディングページをたくさん作る人には魅力的なサービスと思う

驚くほどカンタン!無料ホームページ作成 ペライチ
https://peraichi.com/

では、インターネットをこよなく愛し、Webサイトやブログに救われてきた私は、そして会社まで作っちゃった私は、この先食べていけないんでしょうか。

真剣に考えました。

手間暇かかるところに、存在価値がある

あまり知られていないかもしれないのですが、
Webサイトにも「賞味期限」みたいなものがあるんですよ。

とくに、WordPressなどCMSという仕組みを使っているブログなどは、
次のようないろんな要件が重なり、動作しなくなることがあります。

  • ウィルスなどによるセキュリティ対応
  • Webサーバーの老朽化による入れ替え
  • phpやPerlなどのミドルウェアのバージョンアップ
  • WindowsなどOSのバージョンアップ
  • Webブラウザのバージョンアップ

※なんかわからない言葉が並びますね。まぁ、パソコンとインターネットを取り巻くいろんな条件が変わるって思ってください。

サーバー技術者によると、だいたい5年くらいが目安だそうです。

動作しなくなったとき、どうしますか?

つまり、WordPressの場合だと、突然ブログが書けなくなったということもあるわけです。

アップデートしたら、プラグインが動かなくて、何だかおかしいってこともあります。

原因を調査して動くようにできるのは私たちかなと思います。

それとか、
長いことほってあったWebサイトなので、ドメインの管理やレンタルサーバーのことがさっぱりわからないってときにも、いろいろ手を尽くして調べられるのも私たちかな。

なんかWebサイトが変になったというときも、調べています。

お困りごとの解決に全力を尽くせるのが専門家のよいところですね。

Webサイトを一緒に作るってところは付加価値ですか?

たとえ、Webサイトという器はカンタンにできるとしても、
中身を作るのはそうカンタンなことではありません。

写真の見せ方、文章の書き方、そもそもどんな内容をWebサイトに載せるのか、集めたいお客さんはどんな人なのか、サービスにはどんな魅力があるのか。

そんなことを考えまくり、最後にぎゅっとまとめたのがWebサイトだと思います。

まじめに真剣に作ろうとすると、中身の検討に時間がかかります。

そんなときに、一緒に作ることができるってひとつの価値かな。

もう、Webサイトの記事が書けなくて一向にWebサイトを公開できないのであれば、記事の執筆を代行もできます。

ひとりで原稿まで書ける方には不要な存在ですが、
代行することで喜んでくれる方もいると思うんですね。

ただ、この分野は同じことができる別の業種の方がいます。
経営コンサルタント、マーケテイングコンサルタント、マーケッター、中小企業診断士、税理士etc

では、独自の価値はどこにあるのだろう。

そうすると、先に書いたことがわかるということは、価値があることではないだろうか。

紙と違って、Webサイトやブログはずっと使い続けることが前提のツールですから、メンテナンスが必要ですからね。
販促的な部分ではない、インターネットの技術的な部分を知っているというのは強みだと思うんですよ。
インターネットの世界の特徴をわかって、Webサイト制作や集客の話ができるってところは独自って言ってもいいかも。

「あれ~、さおりんは技術者じゃないじゃん」と言われるかもしれません。
技術は持っていないけれど、技術者が話すことの概要としくみはわかるんですよ。
これでもね(^_-)-☆
だから、お客さんと技術者の言葉を通訳しながら、つなぐことができるんです。
これが強み!!!!

時の流れははやく、その変化をキャッチしながら、
自分たちが存在する価値をしっかり感じて、日々感性を磨いていきたいです。
お客さんのご予算で「ペライチ」のようなサービスを勧める柔軟性をもち、
それも含めて「リニューアルから何から、販促のことは紙も含めて一生面倒みさせてください!」
そう言い切れる会社を作ろう。

そんなことを考えていました。

 

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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