デジタルの世界でモノづくりが私の専門です

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パソコンって可能性を広げてくれる道具だ

「パソコンだったら、私でも紙面レイアウトができるんだ!」
それはテクニカルライターの時代の話。初めてMacintoshで取扱説明書の紙面を作った時、すごく感動したことを覚えています。

手先はあんまり器用じゃなくて、定規で平行線を引こうと思ってもなぜだか二線が交わってしまう(-_-;)

そんな私でも、パソコンを使ったらまっすぐの線が引けるし、ちょっとコツを覚えるとそれなりの紙面レイアウトができる。パソコンってすごいなーー。私はそう思っていました。それで、マニュアルをレイアウトしながら書いていたら、お客様にわかりやすいと言ってもらえました。

こんなこともデザイナーなしでできたのは、パソコンのおかげ! アナログではセンスがなくて難しいことが、パソコンだとクリアできちゃったのがうれしかったです。

だから、パソコンやスマホが苦手って思っている人が、使えるようになってくれたらとってもうれしい。
とくに、SNSをしたり、ブログを書きたいって思っているけれど、パソコンやスマホがネックになってできない方が苦手意識をちょっと克服して情報発信ができるようになっていくのを見るのが、とっても嬉しいのです。

こんにちは。小さな会社の社長の夢を叶えるWeb屋さおりんです。

先日、私の師匠であるエクスペリエンスマーケティングの藤村先生が、「専門性って大切」というブログを書かれていました。
https://www.ex-ma.com/blog/archives/6592

それで、改めて自分の専門性って何なのか考えている次第。

20代の頃から、パソコンに囲まれた場所で仕事してきました
20代の頃から、パソコンに囲まれた場所で仕事してきました

Web屋になる前の経験がいま生きている

私はプログラマとかSEではないから、パソコンの専門家ではないって思っていたのですが、、、

よくよく考えると、私がパソコンに費やした時間は、普通の人の何十倍にもなると思います。
今でもMicrosoft Office製品のほか、Photoshop、Illustrator、Dreamweaver、Fireworksなど制作系のソフトも使うし、チャットワーク、サイボウズ、電子会議用ソフトなどなど業務系のシステムも使います。ユーザーとしても使う種類は多いかも。
マニュアル制作をメインの仕事としていたときは、飼料計算ソフト(牛のエサの配合計算ソフト)、パチンコ台の制御ソフト、プログラム開発ツール、医療系データベース、図書管理システム、公共料わ金計算システムなどなど、たくさんの種類のソフトウェアを開発段階から使っていました。ルーターやネットワーク関連製品、プリンタ制御器など、ハードウェアとその制御ソフトも書いたこともあります。だから、いろんな機能を見てきましたし、ある一定のルールがあることもわかってきました。

さらに「門前の小僧習わぬ経を読む」状態で、開発者ではないけれども、システムの画面設計をしたり、外部仕様書を書いたりもしています。

ソフトウェアの内部(プログラム)はわからないけれど、外部(ユーザーが見る側)に関しては蓄積してきたことがあるんだ!。改めて気づきました。プログラマやSEなど技術者と仕事をしてきたから、コンピュータが動く仕組みも概要はわかります。

だから、触ったことがないソフトウェアでも、使い方の予測ができるんです。
わからないときは、マニュアルを読んだり、人に聞いたりしたら使えるようになります。たぶん、何度か使うと取扱説明書も書けます(^ω^)

computer_wirelessスマホが使えなかった時は「それでもIT屋」と言われたことあったけれど、本気で使おうと思えばちゃんと使えるから大丈夫って思っていました。

それはなぜかというと、マニュアル書きの仕事を通して、本気で理解しようと決めると、人間は自分に必要なことはわかるって自信がついたからです。

私はソフトウエアやパソコンを全然知らないまま、ソフトウェア開発会社に就職したしました。それで最初は苦労しました。みんな日本語で話しているのに、さっぱり理解できない。それでも仕事なので泣きながら覚え、一年後にはプログラムは書けないけれど、ユーザーが必要な機能をピックアップして、マニュアルを書けるようになっていました。
プロジェクトの始まりの頃は、まったく理解できない製品も、資料を読んだり質問したりしながら、納品時にはユーザーに必要なことは開発している人よりも詳しくなっていることもありました。

「人間が開発したものだから、本気になればきっとわかるようになる」。
これがマニュアル制作の経験から、私が学んだことです。

だから、新しいことに対処するときにも、案外冷静でいられます。

Webもソフトウェアの仲間

Web屋になったのはごくごく単純な理由で、マニュアル制作の仕事が少なくなり、会社が成り立たなくなってきたからです。
ソフトウェアを扱っていたから、Webを作るのもゼロから新しいことをするより難しくなかった。

でも、Webを専門に勉強したことはなかったから、3か月くらい集中して勉強しました。
そのときに学んだことは、「ホームページ(Web)は、取扱説明書がないソフトウエアだから、直感で操作がわかるようにしなければならない」ということです。

ほかのソフトウェア製品は、わかりづらいと言われつつも使い方の取扱説明書が付いてきます。
パソコンのフリーソフト、WordPressなどのシステム、スマホアプリ、SNSなどは、検索すると使い方が書いてあるホームページにヒットします。

でも、世の中にあるホームページ(ブログも含みます)ひとつひとつには、使い方の説明がありません。
あなたのホームページやブログ、操作説明書はないですよね。
もし、ホームページがあまり見られていないとしたら、内容が悪いのではなく、もしかして使い方がわからないだけなのかもしれません。たとえば、クリックできる場所がわからなかったり、メニューが操作しづらかったり、画面上で大事なことが見えづらかったり、、、そんなことが原因になっていることもあります。

そういうことを考えたとき、ずっとソフトウェアの機能を分析して、どう説明したらユーザーが操作しやすいのかって考えて操作説明を書き続けた私の経験を生かして、ホームページ作りができるんだなって思いました。
私の関わるホームページは、操作をできるだけ単純にして、いろんなページを見てもらいたいって思っています。
ときにはデザイン性を追求して、その提案が却下されることはもちろんあります。
それでも、エンターメント性やITの専門性が高いホームページは別として、商売に活かしたいって思っていらっしゃる場合は、ユーザーが直感で操作できるホームページを提案していきたいと思っているのです。

それが私の本業の専門分野。もっともっと研究していきたいと思います。

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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