実録!小さな会社の経営者とアラフィフ女子の夢を叶えるお手伝い 白藤沙織(さおりん)のブログ Webとブログ、SNSで、お仕事も人生も大逆転しましょう。自分らしく輝いて生きるために。実録!小さな会社の経営者とアラフィフ女子の夢を叶えるお手伝い 白藤沙織(さおりん)のブログ Webとブログ、SNSで、お仕事も人生も大逆転しましょう。自分らしく輝いて生きるために。

解釈しているのはあなた

 

 エッセイ

北海道の春はにぎやかだ。
クロッカス、チューリップ、さくら、うめ、ムスカリ、水仙、たんぽぽなど、花がいっせいに咲き始めるから。

真っ白な雪の世界から、雪どけのグレーな世界を経て、カラフルな世界へ急展開する。
楽しそうに咲いている花を見ていると、心がほっとする。また、春が来たんだなと。

花の中でも、私はたんぽぽの花が好きだ。
私の生まれ育ったところは小さな農村で、その頃から過疎化が進んでいたので、空き地がたくさんあった。
その空き地に、黄色いじゅうたんを敷き詰めたようにたんぽぽが花開くのだ。

たんぽぽが咲くと心が安らぐ私もいます。 ぴぴふぉとさんによる写真ACからの写真

たんぽぽの花畑で、遊ぶのが好きだった。
一心不乱にたんぽぽの花をぬいて、花と花とを編んでいく。少しずつ長くなっていき、端と端を結ぶと首飾りになったり、冠になったりした。
夢中になりすしたりしていぎて、首飾りを作るつもりが、自分の身長よりも長い首飾りになった。お姫様ごっこをしようと友だちと決めていたのに、長すぎたので急遽汽車ごっこに変えたことを覚えている。当時から私は計画性のない子、よく言えば柔軟な子だったのかもね。

たんぽぽはわざわざ畑にいかなくても、道端にいくらでも咲いていた。
学校の帰り道に、友だちとたんぽぽの白い綿帽子をふーっと飛ばしてふざけたりしていたな。たんぽぽは、自然にある遊び道具だった。

こんなに身近な花だったたんぽぽも、勉強が忙しくなる中学生の頃から存在が薄くなっていった。どこにでもある花だから、目には入ってくる。

単なる黄色い花になっていった。

いつの頃だろうか。
それは、私が精神的にもっとも苦しい時期だったんじゃないだろうか。
たんぽぽを見ると、辛くなったこともある。

どこにでもある、ありきたりの花。
誰にも目にかけてもらえなく、ひっそりとしている花。
そして、誰かに踏まれても誰も何も思わない。

もし、ユリだったら大切に育てられて、みんなが「きれいだね」と言ってくれる。みんなが愛でている。
でも、たんぽぽはよくある花で、特別に何も思わない。

場合によっては、雑草だから邪魔だと取り除かれてしまう。

それが苦しかった。
自分を見ているようで、苦しかった。
たんぽぽを見て涙が流れたなんて、そうとう私も追い込まれていたのだろうね。
自分のことも大嫌いだった頃だ。

たんぽぽの綿帽子は、風にのってどこでも飛んでいく。
「あら?こんなところに?」と言うところに、たんぽぽはたくましく花を咲かす。
人間が邪魔だと思おうが、自分が流れ着いたところにただ咲いている。

たんぽぽは春になると黄色い花を咲かせていたけれど、私の生活とは無縁になっていった。

大きな転機がきて、私は自分のことを大切にしようと思うようになっていた。
そんなとき、今まで目に入らなかったたんぽぽの存在がわかるようになっていた。

小さいとき、たんぽぽで遊んでいたな。
あの緑色と黄色のじゅうたんが敷き詰められたような空き地をはっきりと思い出した。
たんぽぽは、誰にも育ててもらわないのに、自分で咲いている。
どこにでもちゃんと咲いている。

それが自由でいいなと思うようになった。
好きなところに飛んで行って、好きなように咲いている。
しかも、あちこちに仲間がいるのだ。

アパートの階段下にも、たんぽぽが咲いています。

なんかいい感じじゃない?

たんぽぽがいいと思うようになった私は、
自分のことも案外いいんじゃないかと思うようになった。

そして、穏やかに笑えるようになった。

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 この記事の投稿者

白藤沙織

テニスとヨガとピアノが好き。そして4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛するWebプロデューサー「さおりん」です。

考えをはっきり言うズバリスト。その性格を生かして、Webのこと、生き方のこと、本のことなどなど、ずばり言います。

小さな会社の経営者と、アラフィフ女子がキラキラと輝くためのむお手伝いがしたい。そんな思いで日々活動中です。

プライベートでは、ひとり娘のシングルマザー。仕事と子育てとめいっぱいがんばってきたので、人生のパートナーができるといいなぁと密かに夢見ています

上級ウェブ解析士、エクスマ59期・65期、エヴァ16期

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