ポストコロナ時代は、生きるのが難しい時代かも。自分の頭を使う練習をしよう!

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コロナウィルスと共存するのが当たり前の生活になって3カ月ほど過ぎました。
思い返せば、2020年の最初の頃中国でコロナウィルスというものが流行っているらしいとなんとなく思っていたな。そして、2月に釧路でSLに乗ったときは、「海外からの観光客が減って、旅行もしやすいわー」とのん気に思っていました。

完全に他人事でした。

4月最初の緊急事態宣言が発令された以降、オセロゲームのようにパタパタと社会の状況が変わっていき、緊急事態宣言解除されたとはいえ、もう2020年1月のような世界ではないですね。

それでも、私たちは生きていかなければならないから、今ある条件で最善のことをする必要があります。
これから何をしようかなって考えていた時に、エクスペリエンスマーケティング(エクスマ)を提唱している藤村先生のポストコロナ時代について書かれている記事を読みました。

ポストコロナは個人の時代|セルフブランディングを間違わないために必要な視点

2020年5月21日の藤村先生のブログです

この記事を読んでいて、成果主義の中で生きてきた企業人にとっては、これからは生きるのが難しい時代になるかもしれないなって思ったんです。
なぜなら、わかりやすい成果を測る尺度がなくなるからです。

他人のモノサシで生きることから、自分のモノサシで生きる。これは価値観をがらりと変える必要があると私は思うんです。

コロナ禍では、家にいて人に会わないのがいいことになった。

心ってどうやって磨いたらよいだろう

私の発信を見ていただくと一目瞭然かと思いますが、私は2013年にエクスマ塾で学び、それからずっとエクスマを勉強しています。
そして、藤村先生から「これからは個人が価値になる時代」「人がら大事な時代」「SNSでゆるくお客様とつながろう」「心を磨こう」ってお話を何度も聞いています。

いつも自分の中で思っていたのは、「心を磨くって、どういうことなんだろう」ってことでした。
たとえば、台所ならば洗剤をつけたたわしで、シンクの中をごしごしとこすって「台所をピカピカに磨いています」って言えば、たいていの人は「そうだねっ」て思ってくれるでしょう。
結果もわかりやすくて、「あら、顔が映るくらい台所がピカピカになって気持ちいいわね」と評価ももらえます。

でも、本を読んだり、美術館に行ったり、映画を観たりして「私、心を磨いています」って言っても、磨かれているかどうかはよくわからないですよね。客観的に図る尺度がありません。

「えっ?性格は悪いままじゃん」とか言われてしまうかも。

でも、この「性格が悪い」だって、何をもって悪いのかと考えれば考えるほど、よくわからなくなるんです。

考えすぎですか?

コロナ禍で、誰も今まで経験していない新しいことが起きています。

そんな中でも、お金を得る活動をして生活を支えなければなりません。
ですが、何をしたらいいのか、さっぱりわからないというのも正直なところではないでしょぅか。

こんなときでも、会社の中では相変わらず「検討してみます」って言葉が使われています。
「検討」は過去の出来事との比較だと思うんですが、そんな過去の経験やデータは今は役に立たないんじゃないかと思うんです。それでも、人はどうしたらいいだろうと検討している。なんかもどかしいなぁと思うことがあります。

なんだかんだと言っても新しいことをする必要があるのだから、ぱっと思いついたことやるしかないじゃんとか私は思っています。

五感をフルに使い、自分の直感を信じて行動し続けることくらいしかできないですよ。

うん。心を磨くのは難しいとか私は思っていましたが、そういう時代になったんだと実感しています。

人事評価制度では、「これができたらあなたの給与は上がります」という明確なモノサシがありました。今も評価のモノサシはあるけれど、あんまり役に立ちません。

何しろ経済が止まっているので、前年対比で業績を落としている企業が多いです。そんなときに、たとえばひとりだけ売り上げ目標という目標を達成したとしても、会社全体で売り上げがないと給与を上げることなどできません。そもそもの原資が不足してしまっているから。

もう、目に見えてわかるモノサシは役に立たず、心とか、感じたこととか、そういう目に見えないことを大事にする時代に突入しています。自分独自のモノサシで、自分の行動を判断していくことが要求されているんですね。

が、「自分でモノサシを決めなさい」「新しいことをしよう」と言われても、慣れ親しんだ慣習から抜け出すのはなかなか難しいんだと思います。とくに、会社の中でみんなが評価のモノサシを待っている状態だったとしたらね。

自分の頭を再起動して働かせよう

じゃあ、どうしたらいいんだろう。

ここ最近、ずっと考えてきたのですが、、、

私の結論はとてもシンプル。

取り繕うなく、素のままの自分に戻ればいいということ。つまり、自分がいいと思ったことを思いっきりすることなんですね。

そして、シンプルに「これをするのは好きかどうか」、いちいち自分に聞いてたくさん行動するしかない。
企業にいたらそんなことはできないって思うかもしれないでしょう。

私はできると思うんです。
もちろん、チームワークが問われるから、自由ではないと感じるかもしれません。
が、そのチームに所属しようと思っているのは自分の意志です。
だから、所属しているチームがよくなることを、自分自身の頭で、自分自身の言葉で考えるとよいと思うのですよ。

どんなに稚拙に見えても、言葉だけ立派で中身のない話をするんじゃなくて、自分で考えたことを自分の言葉で話すんです。
そういう練習を積み重ねていく。

そうすると、「個性」が出てきます。

ここで大事なのは、ビジネス用語だとか、専門用語だとか、そんな逃げの言葉ではなく、自分自身の中から出てくる言葉で話すことです。
「見受けられる」「いかがなものか」「問題なのではないか」なんて言ってないで、「こう思う」「こうしたい」「それはよくない」ってはっきり言うことが必要です。問題だって思ったら、解決する方向に動けばいいこと。自分の言葉に責任をもってね。

そうすると、「心を磨く」という言葉に惑わされることもなくなると思いました。
目に見えないものを、目に見えるものと同じように考えているから難しいんです。
それと、評価は他人のモノサシだから、そのモノサシで測られて大丈夫と言われると安心でしょう。その安心なものがなくなったと思わなきゃね。
そして、自分が何かに打ち込んで「心は磨かれる」と自分が思っていれば、何か変わっていくでしょう。それが成長であり、磨かれたんだと思います。これが自分のモノサシで、自分のことを測っていくんだと思います。

そういう世界になったんです。

まず、評価のモノサシは捨てて、自分のモノサシを持つと決めましょう。そして、難しいようと思いながらも、いろいろ自分でやってみるのがいいんじゃないかと思っています。

企業の中でも、「自分のモノサシで、自分の価値を測る。」高度な社会になるね。

ではでは~

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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