実録!小さな会社の経営者とアラフィフ女子の夢を叶えるお手伝い 白藤沙織(さおりん)のブログ Webとブログ、SNSで、お仕事も人生も大逆転しましょう。自分らしく輝いて生きるために。実録!小さな会社の経営者とアラフィフ女子の夢を叶えるお手伝い 白藤沙織(さおりん)のブログ Webとブログ、SNSで、お仕事も人生も大逆転しましょう。自分らしく輝いて生きるために。

感性を磨くには、心がざわざわするものにも触れる必要があると思う

 

 本・映画・演劇・音楽

感性を磨くには、自分のお気に入り、自分の好きなこと、自分の好きな人など心地のよいものに触れているだけは足りないと思っています。

それは、自分の枠からはみ出さないことだから。心地がいいのです。

自分の知らないこと、知らない人、自分とは違う価値観などに直面すると、自分とほかの人との境界がはっきりわかります。

何が大切で何を優先しているのか、自分を本当に知るには、知らない世界に飛び込んでみることも必要です。

といっても、まったく知らない世界に行くことは、なかなかできないですよね。

だから、私は小説を読むのがいいと思っています。
いろんな作家さんの目を通して、普段の自分では体験できないことを追体験したり、新しい感覚や価値観を知ることができるから。

というわけで、今回は読みながら久しぶりに号泣した「アーモンド」をご紹介しますね。

こんにちは。札幌でWebプロデューサーをしている白藤沙織です。

「アーモンド」は2020年本屋大賞翻訳部門1位になった小説で、本屋さんをうろうろしていたときに出会いました。

読み出したら止まらなくなり、心がざわざわしてきた本です。

2020年本屋大賞翻訳小説部門第1位のアーモンドだよ。
韓国の作家さんの小説です。

共感することを知らない少年ユンジェ

アーモンドとは頭の中の感情を感じる部分で、日本語では「偏桃体」と言います。この小説の主人公ユンジェは、生まれつき偏桃体が小さくて、人の感情も自分の感情もわかりません。

クリスマスの日に、通り魔に自分の母親と祖母が刺されたときも、それが原因で母親は植物状態になり、祖母は亡くなっても、彼は冷静なままでした。人はそれで不気味に思い、彼を非難します。

ユンジェは起きた出来事はそのまま捉えることしかできず、感情をくっつけることができないのです。そうすると、何があっても冷静なままいるので、人は不気味に思ってしまうし、理解できないし、不安になるのです。

ユンジェは学校でもいじめの対象になりますが、からかわれたり殴られたりしても、怖いとか不安だとかの感情はないから、平然としているように見えます。

そんなユンジェと反対に、感情をいつも爆発させているようなゴニという少年と出会います。ゴニは幼い頃に何者かに連れ去られてしまい親を知らないで育った子で、愛情に飢えていて「殺人以外は何でもしている」といううわさのある子です。

ユンジェもゴニも、人から疎まれている点では似ていて、お互いに友だちとして惹かれていきます。が、ゴニが自暴自棄になるような事件が起こり、結果的にゴニを救おうとしたユンジェが、ゴニの少年院時代の先輩にナイフで刺されます。
恐怖も不安も感じないユンジェは、自分の身をかばうことはせず、ゴニを助けたのです。

私が読んで涙が止まらなくなったのは、
「ほとんどの人が、感じても行動せず、共感すると言いながら簡単に忘れた。僕はそんな風に生きたくなかった」というユンジェの生き方です。

共感力が高い人が人間的だとよく言われますが、ユンジェは人間的ではいなのでしょうか。

ユンジェは感じることはできなくても、事実を把握したり、人のために行動することができます。
実際、ユンジェのような人がそばにいたら、感情の動きがなく反応がなくて不安になるかもと思います。でも、深く知ると信頼できる人なのかもしれません。

深く深く考える

なぜここまで「アーモンド」に心が動くかというと、私も人の輪にいても同じように盛り上がることができず、冷静に見ていることがあるからです。
そして、女性に要求される「お世話」「手助け」「気配り」というものができないのです。それで、子どもの頃には「人間味がない」と言われて傷ついたこともありました。
だから、この小説で「子どもの私」がわかってもらえたと確信できたんじゃないのかなって、振り返って思います。ユンジェの感じないけれど行動できるってところに惹かれるんです。

そして、大人の私の世界が広がったようにも思います。
感じることも大事だけれど、行動することはもっと大事なんだと、さらに確信しました。

カウンセラー、コーチ、コンサルタント、セラピスト、先生、経営者はとくに、「アーモンド」を読んでほしいなと思います。
自分の価値観で人を判断していたら、成り立たない職業だと思うから。

違う価値観を理解するっていう意味では、北京での体験はよかった。これを食べるって私は無理。そして、そういう世界もある。

ではでは~

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 この記事の投稿者

白藤沙織

テニスとヨガとピアノが好き。そして4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛するWebプロデューサー「さおりん」です。

考えをはっきり言うズバリスト。その性格を生かして、Webのこと、生き方のこと、本のことなどなど、ずばり言います。

小さな会社の経営者と、アラフィフ女子がキラキラと輝くためのむお手伝いがしたい。そんな思いで日々活動中です。

プライベートでは、ひとり娘のシングルマザー。仕事と子育てとめいっぱいがんばってきたので、人生のパートナーができるといいなぁと密かに夢見ています

上級ウェブ解析士、エクスマ59期・65期、エヴァ16期

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