中小企業がビジネスでSNSをいまいち活用できない理由を3つ考えてみました

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folder Web・ブログ・SNS, 情報発信

コロナ禍でオンライン化がどんどん進んでいると言われていますが…
フリーランスや個人事業主の方々は、仕事が少なくなるのを見越して積極的にSNSを使っているように思います。
 
一方、中小企業はといいますと…。あまり変わっていないようにも感じます。
それはなぜなのかなと常々考えていました。そして、下記の3つの理由が大きいのではないでしょうか?
 
  1. 広告やチラシと同じだと思っている
  2. SNSを必要以上に恐れている
  3. SNSはしょせん遊びだと思っている
広報やWebの専門的な部署がある大きな会社と違い、中小企業は誰かがSNSに熱心でないと、ほとんど使われないかなと思います。
こんにちは。札幌でWebプロデューサーをしている白藤沙織です。
私は行く先々で「ブログとSNSは女性と中小企業の味方だ!」と話しています。

時間がなくても、外に出られなくても、資金が潤沢になくても、自分の時間を確保さえすれば、集客したり販売できるのがブログやSNS。
どうしたら、もっとSNSが活用できるかなと考えていることをまとめます。

あなたはほかの人の投稿に興味がありますか?

チラシや広告と同じだと思っている

チラシや広告の紙媒体と、SNSの最大の違いは何でしょう?

紙は読むこと前提。
SNSは会話が前提。

紙媒体は情報を伝えることがメインで、読者からフィードバックをもらえるしくみはありません。
(アンケートなど実施すれば別ですが)
SNSはリアルタイムで読者の反応を確かめることもできます。
「いいね」を付けたりコメントをしたり、フォロワーになったりと、相互につながれるんです。

SNSはリアルのコミュニケーションと同じです。だから、「交流する」ことが前提なのです。
だから、チラシのように告知したいものを投稿するだけでは、情報が拡散しないのです。

私がよくたとえるのは、経営勉強会や異業種交流会の場。
こういう場所で、売り込みばかりしていては敬遠されます。

究極には、自社の売り上げを伸ばすために入っている会であったとしても、それは結果論で学んだり、人間関係を豊かにするための会なんだと思います。

周囲の方々に興味を持ち、自分の分野の専門家としてできることで会に貢献したりという活動に専念するうちに、信頼を得てビジネスにつながるのだと思います。
SNSも同じです。
専門情報やちょっとした雑談を投稿したり、つながりたい人の投稿を読んでいいねを付けたり、コメントを書いたり、そういうことに専念しているうちにビジネスでも成果がでるのです。

SNSを必要以上に恐れている

SNSのイメージは、「炎上」「誹謗中傷」というネガティブなものもあります。
確かに、匿名で誰か一人を徹底的にたたくということも行われていますし、リアルのいじめにつながっていくケースもあります。

それで、SNSは何だか怖いという恐怖を植え付けられてしまったのではないでしょうか。

ものごとには必ずプラスとマイナスがあります。

たとえば、車を考えてみてください。
車は自分の好きなところに行ける道具だし、重い荷物を運ぶときにも便利です。
ですが、運転をあやまると人の命を奪ってしまうこともあります。リスクを回避するために、運転講習会もありますし、いつも慎重に運転するのではないでしょうか。

SNSも同じです。あくまでも自社やお客様へのお役立ち情報。他人や他社を批判したり、あおったり人を刺激するようなことをしなければ、そうそう炎上することはありません。

「投稿するときは笑顔を意識している」と言う人もいます。笑顔になっていると、人を攻撃するような投稿はできなくなるからだそうです。投稿するときは、いつも笑顔でいるってよい方法ですね。

しょせん遊びだと思っている

これは私が入院していたときのこと。同じ病室にいた方に、「あなたはいつもスマホを見て遊んでいるね。テレビでニュースも見ないのね」と言われたことがあります。

また、お店のPRのために商品の写真を撮影していたら、お客さんから「あの店員は、スマホで遊んでいる」というクレームになったという話も聞きました。

スマホで「仕事」ではなく、「遊び」を連想される方もいるのですね。

そして、経営者やスタッフさんも「仕事をしている気がしない」って思いがどこかにあり、業務時間中にSNSをするのは気がひけるのかもしれません。

でも、1枚の商品の写真が大きな売り上げにつながったり、予約キャンセルで空きがあることをつぶやいたら予約が入ることもあるのです。
「遊び」という思い込みから自由になるといいですね。

以上、SNSが活性化しない理由を3つあげてみました。

SNSは人間関係を作り、信頼を得るまでに時間が必要です。今日の投稿が明日の売り上げになるわけではないので、着手しづらいのかもしれません。
コロナ禍でリアルな行動は制限されている今、SNSをうまく使った方がいいと私は思うのです。

SNSの伸び方で、Twitterにおもしろい投稿がありましたので最後に紹介しますね。

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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