SNSはホームページの不得意なところを補ってくれるツール

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テレビ番組は録画で見るから、コマーシャルはスキップ、雑誌も買わない。新聞も取らないからチラシも見ない。

そんな時代だからこそ、SNSを活用することは企業にとって重要な施策と私は思います。

なぜかというと、CMや雑誌、新聞、チラシは、今まで知らなかった新しい商品や新しい情報を伝えてくれる役割があったんです。その役割を果たせるのはホームページではなくて、SNSだってと私は思うからです。

こんにちは。小さな会社の社長の夢を叶えるWeb屋 さおりんです。

本日、正文舎には新年の祈念参拝のために、神主さんがきてくださいました。

会社の神棚で二礼二拍手一礼して、お願いごとをしました。

どうか叶いますように! 

ホームページにも不得意なことがある

「これからはネットの時代だよね」と、ホームページを作ろうとか、ECサイトをやってみようって思う方、たくさんいらっしゃると思います。

なんか、ホームページやECサイトがあれば、落ちている自社の売り上げが上がるような感覚でいらっしゃる。

が、この世の中に魔法の杖はどこにもないので、ホームページにも当然不得意なことがあります。

ホームページは「待ちのツール」なので、読者の主体的な行動がないと見てもらえません。

「攻めのツール」であるチラシやDMなどと違って、自分から読者に情報を届けに行けないんです。来てもらう必要があります。

来てもらう主な手段は、「検索」なのですが、、、

「人は知らないものは調べられない」んです。

読者が「これを調べてみたい」とか「こんな商品を買いたい」とか「こんなお店はないかな」って思って、たとえば「カレーライス 札幌」とか「激安 印刷」とか思いついた言葉を入力して検索します。

もしくは、「テレビで見たお店を調べてみよう」とか「評判の商品を調べてみよう」って、会社名や商品名を直接検索することもあります。

(SEOにも2種類あるんです。会社名や商品名を直接検索することを、指名検索っていいます。指名検索されることは、結構大事!)

ネットサーフィンをして偶然たどり着いたホームページが気に入って、また見たいなと思ったら検索するか、お気に入りにいれるでしょう。

そういう読者の主体的な行動が必要なんです。

何らかの形で会社、商品やサービスなど知っているから、検索してホームページにたどり着けるんです。

逆に言うと、知らないものにはたどり着くのが難しいってことです。

この説明をするとき、私はよくiPhoneを例にあげていました。

iPhoneが初めて発売されたとき、もしアップル社がホームページだけで発表していたら、ユーザーはどうやってiPhoneって調べるんだろうって思ったんです。

当時はまったく新しい概念の商品なので、「iPhone」という言葉でも、機能からも検索するのは難しい。

アップル社が新商品iPhoneのプレゼンテーションをして、それをテレビ局や雑誌がニュースとして取り上げたから、iPhoneという名前を覚えて検索ですね。きっと。

ということは、新しいものを知るには、待ちのツールではなく攻めのツールが必要って思います。口コミや、CMを見たりして、iPhoneという商品があるんだと知って初めて検索しようと思うんだなーと気づきました。

ですから、自社で新しい商品を開発して、さぁホームページに載せたから売れるぞーって期待しない方がいいです。

そして、その商品が検索順位が1位であっても、検索する人が少なければホームページに訪れる人も少ないんです。

新しい商品の場合は競合他社も少ないので、ちょっとがんばればすぐに検索一位になれます。

が、、、

いくら一位になったとしても、これが売り上げに結びつくとも限らないんです。

検索される回数も少ないし、新しい商品の場合は競合する商品も少ないので、上位表示されているだけということもあります。

SNSはあくまでも一対一の関係

もし世の中にホームページだけしか存在しないとしたら、
随分、つまらない世の中になるのではないかと思います。

知らないものとの出会いがどんどん少なくなってくるような。。。

ここで、実際に聞いた話を紹介します。

ある演劇を定期的に特集していた無料雑誌が廃刊になって以後、コアな演劇ファンは増えたけれども、演劇を見る人の数が減ったというのです。

なぜかというと、演劇に興味がなかった人との出会いの場がなくなったからです。

検索エンジンの市場ではまったく演劇のことを知らない人との出会いはありません。

そもそも思いつかないからです。

コアなファンは演劇のことを調べるので、そういう人たちにはとっても便利なツールです。

演劇に興味がない人に、劇場に来てもらうようにするには、意識していなくても自然と印象に残る情報を届ける必要があったんです。

それが無料雑誌だったということでした。

紙媒体の需要がどんどん減り、広告も見られなくなってきた今、印象に残る情報を届けるツールは何かって考えたら、私はSNSでないかなって思います。

友だちの情報を見ているうちに、今まで知らなかったことにも出会え、興味を持ったらさらにそれが知りたくなるってことがあります。それはCMやチラシやDMに似ているんじゃないかなぁ。

そして、ホームページで一番苦手な「新しいことを伝える」ってことも、SNSなら偶然の出会いを期待することもできます。

ただ、SNSはCM、チラシのように大勢の人へ特定の情報を大量に流すツールではありません。

あくまでも一対一で、丁寧にコミュニケーションしていくツールです。

このあたりの違いを勉強して、使い方を間違えないようにすれば、ホームページとSNSって、仲のよい友だちのようにお互いの弱点を補え合えるんです。

反応が出るまで試行錯誤の繰り返し、そして継続して取り組むことが必要ですが、SNSをやらない手はないですよ。

みなさんは、いつからSNSで発信しますか?

 

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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