自分の好きなことを仕事にできるのは幸せなこと ~ 絵本からの学び

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folder 白藤沙織のこと

昨年、大きな病気をしてから決めたことがあります。
それは、今までの人生でしたことがなかったことをしようということ。

シルバーウィークの後半は、家族で定山渓の温泉宿でくつろいできました。
この宿は2年くらい前に一度セミナーで宿泊した場所であり、
今年の7月にホームページの撮影場所として利用させていただいた場所でした。
素敵なところだなと思って、自分の意志で行ってみようと決めたんです。

そうしたら、、、
自分を振り返るよい時間になりました。
とくに、「ピアノ調律師」という絵本との出会いは、
改めて自分の仕事を考えるよい機会になりました。

私が学んでいるエクスペリエンスマーケテイングでは、
子どもの頃から自分が好きだったことを思い返すことをしています。
何があっても、誰に言われなくても、
好きで夢中になっていたこと。

その好きなことを自分のビジネスに組み合わせて、
楽しんで仕事をするという考え方です。
そして、それが独自のものになっていく。

このことを改めて考えるきっかけになったのが、
「ピアノ調律師」です。

ピアノ調律師 (M.B. ゴフスタイン 末盛千枝子ブックス)
ピアノ調律師 (M.B. ゴフスタイン 末盛千枝子ブックス)

 

緑色の本に惹かれた理由は?

「ピアノ調律師」の本が置かれていたのは、温泉宿にある
クラッシックやJazzが流れていて、自由に飲み物を飲みながら過ごせる
無料のカフェみたいなところです。

くつろぎの場所
くつろぎの場所

ここの入り口には本棚があって、
ふっとかわいいイラストが描かれている緑色の表紙の絵本が目に飛び込んできたのです。

たくさんのステキな本が並んでいました。
たくさんのステキな本が並んでいました。
ピアノを弾いている緑の本に惹かれましたよ。
ここにありました!

私は大大大好きというほど本が好きで、
子どもの頃は友達とわいわい遊んでいても、
おもしろそうな本があるとその場で読み始めてしまうような子でした。

そして、実は5歳のときにピアノを習い始めて、
ピアノの音が大好きなのです。
うちには、定期的にピアノ調律師さんがきて、
ピアノを調律していました。

無意識ですが、いっきにそんなことを思い出していたのでしょう。
この本が忘れられなくなり、借りて読んでみることにしました。

 どんなに言われても自分の好きなことをしたい女の子

「ピアノ調律師」は、デビー ワインストックという女の子のお話。
両親を亡くしてから、おじいさんのルーベン ワインストックと一緒に住んでいます。
ルーベンは世界一のピアノ調律師で、デビーをピアニストにしたいと思っています。

ところが、デビーは「ピアノを調律する音はもうそれだけで、ほかのどんな音楽よりも最高に美しい音楽」と思っていて、おじいさんのようにピアノ調律師になりたいと思っています。

物語は、世界的に有名なピアニストであり、ルーベンと一緒に仕事をしたことがある、アイザッフ リップマンがピアノコンサートで街にやってきたことから展開します。

ルーベンはリップマンのピアノを聞いて、デビーが何か感じてピアニストになりたいと言ってほしいと思っています。でも、デビーの様子を見ていたリップマンは、「あの子は何か感じると思うよ。きっとコンサートピアニストのために、グランドピアノの調律をしたいと感じるはずだよ」と言います。

実際、コンサートで聞くリップマンのピアノを聞いても、デビーの感想は「どんなに弾いても、音色が変わらない調律をしたおじいさんがすごい」ということでした。

デビーはピアノ調律のことしか考えていなくて、ルーベンがピアノを習わせようと、何を言おうと聞いていないのです。

デビーがピアノ調律師の道に進むときには、リップマンの言葉がキーになります。

ルーベン、人生で自分の好きなことを仕事にできる以上に幸せなことがあるかい?

この言葉、響きました。

イラストもかわいいんです。私好みです。
イラストもかわいいんです。私好みです。

 自分の好きなこと、もっと真剣に考えてよいよね

温泉宿ではたくさんの時間ができるので、
締め切りがまだまだ先のレポートを書く準備をしようと
課題の本を持って行っていました。

でも、「ピアノ調律師」を読み始めたら、
私の好きだったことはなんだろうとふと思い、
そこからいろいろと思いを巡らせていました。
ひとりエクスマ実践塾のような感じです。
(エクスマ実践塾では、自分のことをたくさん振り返ります)

そうしたら、
ピアノを弾いていた頃のこと、
マンガ「エースを狙え」にはまってピアノよりテニスが面白くなったこと、
本やマンガも好きだし、空想・妄想してお話を作ることも大好きなことでした。

文章を書くことも好きでした。
成績が悪いのに大学に行きたくて、
論文形式で出題される大学のみ受験することに決めたことも思い出しました。
マークシート形式では得点が伸びないので、書いてなんとかしようと思ったんですね。
受験生時代の₁年間は、ずっと小論文を書いていたようなものです。

悲しいかな、子どもの頃のことは「才能がないのでは」という想いに
いつの間にか忘れてしまったりしているのですよ。
でも、もっと自分を励まして、好きなことに真剣に取り組んでもよいのではないかと思いました。

振り返ると自分が就いた仕事は、子どもの頃の好きだったことがベースだからです。
最初にしていたテクニカルライターという職業は、文章を書く仕事です。
販促物の企画は何もないところからシナリオを作りますから、
ある意味、妄想力が必要です(^_-)-☆

そして、何よりもソーシャルメディアの時代、
こうして自分が文章で情報を発信できるのですから、
もっと活き活き楽しくやっていいんじゃない? と思いました。

感性を磨き続ける

エクスマの藤村先生は、小説などをたくさん読み、映画や演劇に行ったり、美しい絵画を見たり、美しい音楽を聞くことを勧めています。
その中で何かを感じとったものが、仕事に活きてくるからです。

ここ数年は無我夢中で仕事中心できたので、
ここらへんで、もう少し自分の幅を広げたいなぁと思っています。

Webや印刷物を通して、
商売繁盛のお手伝いをする、
経営者の夢をかなえるお手伝いをするって
いう自分で思っているミッションをさらに深めたい。

「ピアノ調律師」にはもうひとつ、私が心惹かれる文章がありました。

この世に腕のいいピアノ調律師は何人かいるけれど、
ルーベン ワインストックはただひとりだね

というアイザック リップマンの言葉です。

「ウェブ制作会社・印刷会社は
たくさんあるけれど、

このウェブや紙媒体をプロデュースするのは、
さおりんひとりだね。」

そんな風に言われたら、最高に幸せだな。

こんな風に言われる人はどんな生活をしているのか、
ひとり妄想して、行動リストを作っています(*^_^*)

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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