場の雰囲気は誰が作るのか

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folder 白藤沙織のこと

9月の初めに面白い体験をしました。
NLPコーチングの勉強をしたときに、自分の最も苦手なタイプのクライアントが来ても、自分の心の状態を乱さずにキープし続けるって練習をしたんです。
「限界を超えることに挑戦してください」って、講師の伊勢さんに何度も言われて、みんな四苦八苦。

まず、自分はどんな状態で目の前にいる人の話を聞きたいかを決めて、勉強仲間に苦手なタイプを演じてもらって、10分間対応できるかって挑戦しました。
結構難しいです。クライアントは実際の人ではないのに、演じてもらうだけで、自分の心の状態をキープできなくなるんです。

第一日目は、私は「最初から乱れっぱなしでした」と指摘され落ち込みました(-_-;)

この練習をしていると、だんだんわかってくることがあるんです。

場の雰囲気は、自分がコントロールする気になったらできる

っていうことです。

とかく人は、いやな雰囲気とかになったら、人や環境のせいにしがちですが、自分が巻き込まれているだけであって、自分から変えることも可能なんだなぁと気づきましたよ。

NLPコーチングは、おなじみのちあきちゃんも受講してます。

不機嫌な人がいても巻き込まれなくていい

自分の心の状態を自分の決めたとおりに保つことは、コーチやセラピストには非常に大切なスキルですが、そういう専門職ではなくても持っていていいスキルだなぁと思います。

たとえば、経営者だとしたら社員の話を聞くときに役立ちますし、お客さんと商談することにも役立ちます。
そうでなくても、仲間と行動するときや家族と過ごすときだって、応用できます。

いい気分で過ごそうと思えば友達や家族の状態がどうであれ、自分はいい気分で過ごすこともできるんだなぁと思います。

それにはどうしたらいいのかって話ですが、カンタンに言うと「決める」ことですね。
難しいんですが、決めることかな。
今は楽しい状態でいようとか、穏やかな状態でいようとか、どんな状態でいたいかって考えます。

それから、自分が最高に楽しい状態だった時や、穏やかな状態でいたときのことを思いだしてみます。
見たこと・聞いたこと・感じたことをリアルに思いだせば出すほどいいですよ。
そして、そんな感覚でいるって決めておくんです。

専門家の練習をするときは、それにも技術があるんですが、まずはこのことを覚えておくといいかな。
振り返って考えると「不機嫌な顔をしていると、周囲も不機嫌になるからやめなさい」とか言われていました。
その考え方はあっていると思います。

でもね、言った人も巻き込まれていると思うんですね。

不機嫌になっている人を見て、自分が不機嫌になるからやめなさいっていうのもおかしな話で、自分が不機嫌にならなければいい。
もっと余裕があれば、不機嫌な人の機嫌がなおるようにアプローチすることだってできるんです。

他の人や環境が悪いんじゃなくて、実は自分のとらえ方が違っているだけなのかも。
自分から働きかけてみるってことを覚えると、他人の感情にある程度は左右されなくなってきます。
巻き込まれていても、気づくことができるというか。
たとえ上手にできていなくても、知っていると自分が随分とラクになると思います。

他人の感情に巻き込まれなくていい。自分もいやな気持ちになったり、不機嫌にならなくてもいい。
ましてや、不機嫌な人に「あなたが悪い」なんて言わなくてもいいってことです。
※私が一番難しいのは自分の子どもといるときかなぁ。ついつい言っちゃいます。甘えですね。反省(>_<)

逆に言うと、とっても楽しい状態でいる人がいたら、その人に自分から巻き込まれて楽しくなっちゃうこともできます。
赤ちゃんが最高の笑顔を見せてくれているときなんか、もう積極的に巻き込まれていたいと思いませんか?

雰囲気が悪いところには、誰でもいたくないもの。
その雰囲気が悪いのは他人が悪いと思っているのか、自分が変えたければ変えられるって思っているのかで、随分と結果が違います。

こういうことに気づけてよかったなぁと、つくづく思うんです。

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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