最後の最後までやりきる ~エクスマ新春セミナー

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とにかく自分が持てるものを出し切った。
いま、エクスマ新春セミナーを振り返って、そう実感しています。

1年前の2017年1月26日はお客さんとして観客席に座っていた自分が、演者として舞台に立って演じていたことが不思議というか、夢みたいだと思うのです。でも、確かに自分はあそこでお芝居をしたんだな。

新春セミナーが終わった打ち上げのとき、「オレの遊びに付き合ってくれてありがとう」と私たちが演じた劇のシナリオを作り、演出した藤村先生はみんなにそう言ってくれました。
私は「先生の遊びに混ぜてくださって、ありがとうございます」って思っています。

初めて立った舞台で「小さい」と思った

エクスマ新春セミナーが行われたのは、東京都狛江市にある狛江市民ホール・エコルマホール。700人収容できる大ホールで、普段は芸能のプロの方々が公演をする場所です。

「舞台は広いよ」

昨年出演したメンバーに言われたていて、下見のときにはドキドキしながら行ったんです。

改めて見るとホールは広いですね。でも、小さいって思ったの。
舞台からみた客席はこんな感じ

それが初めて舞台中央に立って観客席を見た時に、私はぱっと「観客席は小さいな」って思ったんです。「舞台は小さいし、ここでお芝居できるのが楽しいな」ってそんな気持ちになりました。

ここに立って、このセリフを言うんだとイメージが広がってきました。
そして、第三幕は相棒の藤井さんと椅子に座って話をする予定でしたが、舞台中央で床に座ってする方がいいとなんか思いました。退廃的な男と、どこか不思議な女との対比ができていいかなってぱっと見えた感じ。それを提案してみたら採用となって、本番でも多くの人にこのシーンを撮影してもらえてうれしかったんです。だって、本物の俳優さんみたいに映っているから (*^_^*)

練習中の想定。

ふたりとも椅子に座っている想定でした。

本番では床に座りました

最後の最後までグタグタ(^▽^;)

さて、こんないい感じに下見ができたというのに、エクスマスタジオでの最後の通し稽古では、またもやグタグタ。2週間前の練習でもグタグタだったので、台本を読んだり、音声を聞いたりしていましたが、ひとりでする練習と、みんなで身体を動かしてする練習とは、感覚が違うところがありますね。

私はアドリブ力・対応力はまだまだ修行中なので、相手が予定外のこと言うと、それに合わせてセリフを変えるってことが難しいんです。自然にしゃべりながら、話の流れを戻すって難しい。やってみたいけど、頭が白くなっちゃう。

練習では流れを覚えるのが大事なので、セリフが飛んだら指摘をしてやり直しをします。でも、本番では通用しない。どうやって、出演者でフォローし合って劇を進めるかが大事なのです。状況によって、大切なことは変わる。それを身に染みて感じました。

通し稽古の最後、藤村先生から「間延びしているから、もっとテンポよく話して」と指示があり、スピードにのって滑舌よく話をするというのが、最後の最後まで残ったテーマでした。

藤村先生の指摘後に、みんなの前でトライしてみたら、
「スピードアップした方が伝わりやすい」
「間を取っているのか、セリフが飛んで間が空いてしまったのかはっかりわかる」
このように言われて、ただ話すのではなく聞きやすさ、わかりやすさを意識するって大事だねってわかります。

とくに私が遅くなるので、スピードが大事って言い聞かせてました。
こどもの頃から「遅い、遅い」「はやく、はやく」と言われてきましたが、そんなところがここでも出るなんて(^▽^;)

エクスマスタジオで、最後の通し稽古をしていました

努力するのは当たり前の世界

新春セミナーでは、2018年の箱根大学駅伝4連覇した青山学院大学の話を藤村先生がされていました。
青山学院大学の選手は、圧倒的な強さをみせているけれども悲壮感はなく、逆にチャラいイメージがあります。でも、いい加減かと言えばそうではなく、目に見えないところですごい訓練をやっているそうです。それは、箱根駅伝で優勝したいのだから、当たり前なんです。
本番での姿はチャラいけれども、なぜチャラくいられるか。
それは厳しい練習をしているからだそうです。だから、厳しいからこそ、練習を楽しくやって、その辛さや厳しさを外見に出さないでいるだけ。

劇エヴァのメンバーのみなさんは、それを忠実に実践していると感じています。みなさんそれぞれ遊んでいるように見えますが、そして実際に遊んでいましたが、直前まで打ち合わせをしたり、劇の質がより高くなるように最後の最後まで調整していました。

カメラをむけると、ポーズを取ってくれますが、みなさん最後まで準備していました
清水さんは、最後までデータの確認をしていました。

「一度も練習していない」「緊張しない」と言っていた短パン社長は、緊張する隙間が1ミリもできないほど、どうしたらメンバーとお客さんに喜んでもらえるのか考えて行動し続けていましたよ。それはそばにいると感じます。

みんなの個性が調和するからうまくいく

開演直前の舞台裏では、短パン社長が円陣を組んで士気を高めてくれました。

緞帳の内側で円陣を組みました。体育会のノリ、案外好きです。だって、ばりばり体育会出身だもの。

圧倒的なリーダーシップ力がある人はリーダーシップ力を、
周囲のことを支える力がある人はその力を、
ゆるく人を和ます力がある人はその力を、
みんなの個性を生かして最大限に自分の力を発揮してきたからこそ、ほかにはないセミナーになったのではないかなと思います。

私のチームも、4人でひとつの世界観を作るから、たとえセリフがないときでも、そのキャラを演じている必要があります。セリフを話しているときだけが演技ではないことも、今回の経験で学びましたよ。
日常生活も、人の個性の組み合わせでできるのかな。

本番では男性陣に振り回されないように、私は受け止めるので精一杯でした。
2人ともアドリブがキレっキレっでしたからね。

異様な雰囲気の中で始まる踊り。

結構、練習しました。

熱くうざく語る男に対して、後ろで何も聞いていない女。それを見る夫婦。

雰囲気を作るのには、後ろでちゃんと演技をする必要があります。

あっ、Twitterでは私もアドリブ?ってツイートされていましたが、私のセリフは作り込みです。
一か所だけ練習とは違うことを言われたので、あわせてましたけどね。
本番でスマホを見せてもらうシーンでは、こんな写真を見せられたし(^▽^;)

二幕目の冒頭で、スマホでこんな写真を見せられました

二幕の最後はスローモーションで刺されて、スローモーションで倒れるはずが、すごいスピードで近づいてきてびっくりするし。

スローモーションで逃げるシーン。

最後だけ違ってた。

こんなことがありましたが、常に世界観はみんな意識していたと思います。それをより伝わるようにするにはと考え、本番の空気で何をしたらいいのか自然と湧いてくるものがあったのかな。

私たちの演じる場面は最後の方で、最初の方のチームが場を温めてくれていたから、観客のみなさんが劇を受け入れてくれているのがありがたかったです。これもチームワークですね。

8カ月間準備してきて、本番を終えたいま、知らない間にたくさんのことを学んでいたことに気づきます。

 演劇というのは総合芸術です。演劇をやると講演やセミナーが圧倒的になります。演技力、演出力、構成力が圧倒的になっていくから。なかなか伝えにくいエクスマ思想がもっと深く理解できます。 

引用したのは、劇エヴァを始めるときに藤村先生からもらったメッセージです。
少しでも近づいていたらいいな。

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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