生んでも生まなくても、女性が自由に生きられる柔軟性がある社会がいいな

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folder 白藤沙織のこと

「すべての部門においてノミネートされた女性の方々、一緒に立ち上がってください」

90回アカデミー賞で、主演女優賞を受賞した「スリービルボード」のフランシス・マクドーマンドさんが受賞のスピーチで話されたことが印象に残りました。

http://eiga.com/news/20180306/10/

映画ニュース-映画.comより

私は朝のニュースでちらっと見ただけなので、正しく内容を把握していないのかもしれないのですが、ハリウッド映画界の中でも、男女格差があることを見せてくれたというコメントが入っていました。

しなやかに、でも力強く話されていたマクドーマンドさんが素敵だなと思います。そして、どのお仕事の場面でも、キャリアを積みたいと女性が望んでも難しいんだなぁと思いました。

そんな社会で、私たちは何をしましょうか。私は何をしたいかな?

よりよい未来にするにはどうしたらいい

ばたばたしている朝の時間、マクドーマンドさんの話を耳がキャッチしたのは、昨日(3月5日)の北海道中小企業家同友会女性経営者部会の3月例会に参加したからだと思います。

「働く女性」がリンクしてました。

昨日は「多様性が未来を変える」テーマで、在札幌米国総領事館の首席領事 レイチェル・ブルネット-チェンさんのお話を聞いて、ディスカッションをしていたんです。

在札幌米国総領事館首席領事
レイチェル・ブルネット-チェンさんと懇親会で

女性はいくら才能があっても、外で仕事をするのが許されない時代がありました。それから、少しずつ働く場にも女性が増えてきて、主体的に生きられるようになってきました。でも、やっぱり難しい面もあります。

首席領事のレイチェルさんは、子どもを持ったときに、「これから大変な生活を送ることになる」と先輩に言われたそうです。「睡眠時間は削らなくてはならないし、孤独になる。でも大丈夫、あなたならできる」それが支えだったそうです。身体の変化があり、実際に子どもを生むのは女性です。どうしても、女性の方がライフスタイルに影響はあります。

アメリカ連邦政府は有給の育児休業を法的に義務付けられていないので、レイチェルさんも、出産後は有給を使いきり、それでも足りなくて無給で休業して、復帰したそうです。

ハーバード大学の研究では、子どもを生むとキャリアが遅れるという数字が出ていたり、日本では女性の管理職が少なかったり、そんな話を聞きました。

では、制度を導入すればいいのかというと、そう簡単な話でもなく、今までの固定観念を払拭しない限り、社会は進化しません。企業内でも多様性がなければ、イノベーションは起こらないという話を聞いて、そうだなって思いました。

多様性とは、結婚している男性を標準とするのではなく、違いのある人たちがいるって認め合うことだと思うんです。

レイチェルさんから、「どうすればよりよい未来を作りことができるのでしょうか」という問いかけがあり、ディスカッションをしました。
集まった女性経営者は、自分の子育て時代のことや、妊娠した社員の方をどうサポートするかなど、女性の働き方について考えを共有しました。

私たちは子どもを持って働くことで苦労したけれど、次の世代の娘たちにはもっとよい社会で生きてほしい。そういう風に願っている女性経営者が多いんじゃないかなぁ。

懇親会で一緒の席だった、奥野さんと澤谷さん。
若いお二人は、これからどんな選択をするのかな。

懇親会の最後に、レイチェルさんは、北海道で女性のトップというと、高橋はるみ知事しか会ったことがないので、女性経営者に会えた貴重な時間だったと話されていました。社会の仕組みを決める重要な場に、女性が少ないのはやっぱり問題だと思うの。子育てや介護の本当の大変さを知るのは女性の方が多いからね。

生き方は自分で決める

私は、専業主婦になるのも、働くお母さんになるのも、子どもを持たないのも、独身でいるのも、みんな女性の生き方って思うんです。ひとりひとりが自分の生き方を自分で決めていいんです。

そして、私は女性らしく生きたいです。それは家事と育児と介護をするのが女性みたいな固定観念での女性ではないです。また、男性の倍働いて、それでも昇進は望めないみたいな、そんな世界でもないんです。
望んでいるのは、私らしい生活。私が女性だから、女性らしく生きたい。

男性と張り合わず、どう協力して生きやすい社会を作っていくか考えるのが基本かなぁ。動物的なことを言えば、身体の機能の違うから、必然的に男性と女性とは違います。その違いで、男性に女性は従うべきってなっちゃうのは嫌です。

男性に従う女性と、従わない女性が分裂するのも嫌です。

左手に仕事、右手に男、背中に子ども。

私は高校生の頃から、こういう生き方をしてみたいと思っていました。専業主婦に憧れたことは1mmもなく、ずっと働くんだと思っていました。

こういう考え方をしているので、男性からは「生意気だ」と言われること多かったです。そして、自分はおかしいのかなと落ち込むこともありました。でも、それは社会の固定観念が私の邪魔をしていただけ。自分も誰かも犠牲にしなければ、選択は自由です。

女性も男性も、障害を持っているとか、外国籍とか、お金があるなしとか、違う価値の中で生きている人を認め合う社会が多様性があるって言えるのではないかと、常々考えています。

あっ、そうそう。今は右手が空いてます(o^^o)

 

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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