特にあてはないけれど、ブロックチェーンの勉強をしてみたの

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ブロックチェーンでは、2018年8月現在、1秒間に7トランザクションしか処理できない。クレジットカードは、1秒間に20万以上のトランザクションがある。では、株取引はどのくらいのトランザクションが発生しているのだろう?

と聞いて、みなさんはどう思いますか?
私は、へぇぇぇ~~~、おもしろいって思いました。

何の話をしているかといいますと、私、先日「社会がブロックチェーンに求めるものとは」というテーマで、室蘭工業大学の岸上順一先生のセミナーに参加したんですね。

こちらです↓

http://www.haj-emp.co.jp/files/20180731-seminar.pdf

講師の岸上順一先生のプロフィール。
W3Cのボードメンバーなんだって!びっくり。W3CはHTMLの標準化を決めている団体です。

技術者向けのセミナーなので、「はっ?何を話されてるかわかんない」ってことも多かったんですが、、、「トランザクション」のとこはなんとなくわかりました。

なので、薄ぼんやりとでも知ってる話が出てきて、そうなんだーとなんだかワクワクしたんですよ。

なぜに、Web屋兼ライターの私が、ブロックチェーンのセミナーに紛れ込んだかといいますと、先月の劇エヴァで作った劇のテーマが「未来のお金」だったからです。

劇を作ったみんなが想像している仮想通貨は、電子マネーの延長線上にあるものという感じでした。
が、そもそもの発想は、貨幣やモノ・サービスの対価にあるものではないらしく、今までの常識だけで考えてはいけないんだなぁということがわかりました。

今日は、セミナーで聞いたことと、感じたことをまとめてみます。
自分のわかったことのみを書いていますので、技術的な参考になることなどひとつもないこと、最初にお断りしています。

会場は、札幌市中央区南1条西6丁目20番地1 ジョブキタビル8階のスペース360でした

社会が動いている仕組みを知ることはおもしろいよ

冒頭に出てきた、7トランザクション、20万トランザクションのお話ですが、、、

仮想通貨のビットコインを支えているブロックチェーンの技術はまだ発展途上で、社会に応用するには時間が必要っていう一例です。
技術者さんたちが、「ブロックチェーンはまだ処理が遅い」と話しているのを小耳にはさんだことがあり、岸上先生の話を聞いてあそこで話されていたことは、そういうことなのかと気づいちゃいました。

新技術が出始めたとき、実用化までは結構難しいんですね。私は過去に、とあるプロジェクトで、今ならハードウェアが進歩したので、すごいソフトウェアになったねと評価されただろう、失敗案件に関わっていました。当時のマシンパワーでは、その製品が実用に耐えるスピードで動かなかったんです。

トランザクションは、私は正確に説明できないのですが、、、
ECサイトを構築しようとする方は、必ず目に触れる言葉です。
クレジットカード決済を導入するときに、業者からくる見積に「トランザクション」って内訳がありますよ。
私的には、ECサイトからクレジットカードで決済が行われて、そのデータが決済会社のシステムに送られ、それで決済の処理が行われて完了するまでの流れのことを指すのかなと思っており、一回決済するときにはデータ通信料みたいな形で必要になるお金だと思っています。

で、現在、クレジットカードの世界では、1秒間に20万トランザクション発生しているのに、7トランザクションしか処理できないのなら、そりゃブロックチェーンでは難しいのかなと思ったんですよ。

あっ、技術者ではないので、そのあたりの正確さを私に求めないで(^▽^;)
へぇーー、世の中にはそんな動きもあるのねって感じで読み流してくださいね。

で、どうしてそのような形になっているかというと、ビットコインでは、支払いはできるけれど、決済はできないからだそうです。

えっ? 支払いと決済は違うの? と私は聞いて思ったのですが、、、
デジタル処理の世界では明確に違うらしいんですよ。

英語では、こんな違いがあります。

決済=settlement 
支払い=payment

↓親切に教えてくれているサイトはこちらです。

http://www.xrpsurfer.com/entry/2018/01/10/104221

「決済(settlement)」とは、ーーー「代金を支払って、取引関係を終了させること」決済システムのすべて第2 より引用

「ペイメント(payment)とは、支払指示(payment order)を送付し(=仕向ける)、受け取るプロセスである。資金決済の起動であり、受取人への資金振替を依頼する支払指示の伝達である。」決済システムのすべて第2 より引用

だそうです。興味があったら見てみてね。
現金の場合だと、決済と支払いはほぼ同義語だけれど、クレジットカードになると違うと解釈しましたよ。

なんでも、Satoshi Nakamotoは「すぐに届ける」ということを想定していなかったそうです。ビットコイン(デジタルデータ)は指定の人に送ることはできるけれど、ビットコイン(デジタルデータ)と実際のお金やモノとその場で交換することは考えていなかったから。それで、ブロックチェーンの研究者たちは、Satoshi Nakamotoの限界をどう超えていくかということを一生懸命研究しているそうです。

私にはその実現方法とか、技術的な処理の具体的なことはさーっぱりわかりませんが、、、社会が動く仕組みを知るっておもしろいなあと思うんです。

今のところ、自分の仕事には何の関係もありませんので、一銭にもならないんですがね。

技術者のそばにいて、新しいハードウェアやソフトウェアのマニュアルを書いていた私は、なんかおもしろいって感じるんですよ。そして、知っておいたら、きっとどこかで役に立つはずと思っているんです。

私がブロックチェーンでシステムを開発することは100%ありえませんが、もしかしたら一般の方向け製品の解説書を作るかもしれないでしょう。
こういう技術者の周辺にいる人たちって案外少ないので、何かが起こるかもしれないなとなんか思ってしまったのですよ。

だから、これからもせっせと、自分なりに勉強しておこうと思うのでした。

札幌は昔から、IT産業が盛んです。私も新卒のときに、マニュアルライターとして拾っていただきました。

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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