5%でも10%でも成長し続ける意味

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folder 会社のこと

私は経営者であるならば、真摯に経営の勉強をして、
会社のこと、社員のことと真正面から向き合わなければならないって思っているんです。

それは、会社を経営するということは、社員と社会に対して責任があると考えているからです。

社長や取締役の姿勢で、会社の行く方向が決まり、
社員の人生にも影響してしまいます。

だから、経営者として会社にいる以上、
会社が存続し続けられるように、行動し続ける必要があると思うんですね。

あっ、まじめに固く勉強するってことでもないんです。

経営者が「ねばならない」って固いと、社員も「ねばならない」つて固くなっちゃう。

人生を楽しんで、毎日がわくわく・ドキドキできるような環境を作り出す責任があって、
そのために、真摯に経営の勉強をする必要があるって思うんです。

わくわく・ドキドキなのだから、
勉強する内容は、好きなものでOKですよね~

ドラッカーさんの本でも、
稲盛和夫さんの本でも読んでいい。

同業者の組合で同業の社長さんたちと交流してもいい、
異業種交流会でいろんな業種の社長さんたちと意見を交換してもいい。

学ぶってことは大事。

私はエクスマもかなりお勧めします(●^o^●)

パソコンにむかって、真面目に経営を考えることもあるんです
パソコンにむかって、真面目に経営を考えることもあるんです

 

科学的な経営を目指す

「科学的な経営」という言葉を習ったのは、
北海道中小企業家同友会の経営指針委員会というところ。

会社がうまくいかなくなったとき、
社長と社員の間で苦しそうだったと、
先輩の女性経営者の方が、経営指針を勉強しなさいと勧めてくださったのです。

「仕事はお客様が発注してくれるものだから、
どうやって売上計画を立てていいのかわからない」

ずっとそんな風に思っていました。

それが違うんだということが、経営指針委員会でわかりました。

「ばくちのような経営をしてはいけない。
科学的に経営するんだよ。」

そう教えてくださったのは、経営指針委員会の大先輩の社長さんで、
IT業の方でした。

ストック型のビジネスを作らなければ、売り上げ計画が作れない。
目標も計画もなければ、いきあたりばったりになってしまいます。
そんな会社なら、安定しないので社員も不安ですよね。

私がレンタルサーバーの事業や、
ホームページのコンサルティング、保守のお仕事を大事にしている理由は、
私たちが作ったものに対して責任を持つためです。

もうひとつの理由は、定期的にお金をいただけるので売り上げ見込みの確度が高くなるからです。

私たちの会社が売り上げの見込みがたち、経営が安定するということは、
お客様にとっても安心していただける大事なことです。

売り上げ見込みの確度が高くなると、
理想の売り上げと現時点でどのくらいの差があるのかが把握しやすくなります。
新規営業でどのくらい売り上げられるのかわかってきます。

この考え方自体は、かなり前から聞いていましたが、
自分の会社でできると思っていませんでした。

それが、経営指針委員会の大先輩の社長さんが、
IT業でもできるんだよ、こう考えるんだよと教えてくださいました。

それから、集計をして目標と現実の差を見ることができるようになり、
どう行動していくのか考えられるようになりました。

「現状のままでよい」と思ったら、会社は停滞する

過去の私の失敗は、「現状で会社はうまくいっているから、これでいい」と思ったこと。

まだ、マニュアルを書いていたころのことで、

マニュアルを書きながら、それなりに売り上げがあって、
会社にも取り立てて問題がなかったので、とくに大きく伸ばしていく必要はないんだと思ってしまったのです。

目の前の仕事はがんばってしていましたが、経営者として伸びていく努力をしなくなり、
売り上げ面でも現状維持が難しくなります。

その頃は社長ではなかったので、会社全体を見通す力がなかったのですが、
その後、売り上げが急激に下がり、現状でうまくいっているからいいって思っているのは危険なんだと身に染みて思いました。

少しでも成長しよう、5%でも10%でもいいから業績を伸ばそうという気持ちがないと、
現状維持も難しくなります。

社会は常に変化するのですから。

もちろん、会社がうまくいっていることに満足していることは大事です。
でも、それだけではいけないってことです。

「利益」「売り上げ」は自己都合の話なので、お客様には関係ありません。
また、利益をあげなければ、売り上げを伸ばさなければと執着すると、
殺伐としてしまいます。

私は最初にしっかり数字の把握もして、
管理できるシステムを作ったら、
日々の生活ではあまり売り上げのことを考えない方がよいと思っています。

何をするかというと、数字目標を作ったあと、
それを達成するための行動計画を作るんです。

何をしようか書き出して、それができたかどうかを管理していくんです。

そんな風に考え、行動に移せるようになったのは、
先に書いた大先輩が熱心に経営について教えてくださったことが始まりです。

その大先輩は会社からも同友会活動からも引退されることになりました。

先日、忘年会もかねて送別会をしました。

その席でも、熱く経営のことを語る姿を見て、
経営とはこのような情熱と真摯な心が必要なんだなと改めて思いました。

送別会はもつ鍋でした!
送別会はもつ鍋でした!

毎日をニコニコ・わくわく過ごすためにも、
土台は固めておかないとね(●^o^●)

助手の新井くん。 こんな風にスタッフと情報発信を楽しみましょう~~♪
助手の新井くん。
こんな風にスタッフと情報発信を楽しみましょう~~♪

会社が安定しないと、こんな余裕もなくなりますからね。
健康な身体に健康な精神は宿る。

 

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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