SNSの時代になって、ホームページは必要なくなったのか?

スマホとSNSが社会のインフラになった現在、ホームページ不要論を語るコンサルタントさんはたくさんいる。

「ホームページは固定情報だからいらない。ブログとSNSがあれば十分」という話を何度も聞いた。

私のメインの仕事、つまり稼ぎ頭の仕事はホームページ制作である。

だから、「私は本当にお客さんの役に立っているのだろうか」と、今年の1月くらいから何度も自分に問いかけていた。「ひょっとして、高いホームページを売りつけているだけで、もう役立たずになっているのではないのかな」そんな風に思ったこともある。

そうすると不思議なもので、ホームページ制作のお仕事の話はぴたっと止まる感じがした。今まで、納品スケジュールが書き込まれ、次の案件へと流れるように進んでいたことが、4月以降減速しだしたのだ。それで、時間ができたので、改めてSNSとかWebの勉強をしてみて思ったことがある。

ホームページ不要論も、SNS否定論も、それは言っている人が真剣に考えた結論。
ほかのコンサルタントに振り回される必要はない。
私は私が信じていることを、お客様に提案し続けるといいんだな。

選ぶのはお客様。だから、同業他社のことは気にしなくてもいい。
役に立たないものは市場から自然と淘汰される。社会の動きを感じ取っていばいいこと。

そう考えるとラクになりました。

こんにちは。Web集客のことをズバリ言うズバリスト、白藤沙織です。

7月31日から3日間、大阪に出張していました。過去に作ったホームページのリニューアルのお話が主な目的でした。この3日間で感じたことを書いてみます。

ホームページで成果を出しているケースもある

「WEBサクセス」というブランドで、ホームページ制作を始めたのが2007年。それから、少しずつお客様が増え、大阪のパートナー企業さんと一緒に、大阪の会社さんのホームページも担当させていただくようになった。

業種業態が違っても、ホームページのリニューアルを考えていただき、それをまた札幌の私にと言ってくださるのは、とてもありがたいことです。

ホームページのことに集中していることで、冒頭の悩みは完全に消え、私は自分の原点を思い出していた。Webプロデューサーになりたての自分が何にやりがいを感じいたのか思い出したのだ。

日本の企業は99%が中小零細企業。その99%の会社が元気になれば、日本の社会はもっとよくなる。

わたしはWebの仕事を始めたとき、そんな風に思っていた。

大手企業の下請けの仕事ばかりでは、大手企業の事情に振り回されてしまう。
なんとか、自分たちのしたい仕事をみけていきたい。そのために、ホームページを通じて価値を知ってもらいたいんだ。

ある製造業の社長さんから、ホームページ作りを通じて聞いたお話にすごく納得した。そして、私たちが担当するホームページでその願いが叶うお手伝いしたい。そう考えると、すごくワクワクした。

この企業さんはその後、いろんな努力をされて、希望する通りの仕事ができるようになった。ホームページでは、作品・技術・スタッフのことを掲載して、仕事の内容をすぐにわかってもらうようにしていた。私が企画したホームページが役に立っている。そう聞いてとてもうれしかった。

今回の出張でも、ホームページが新規のお客様との出会いになっている話を聞いた。大手企業さんとの取引の方が売上高が大きいのは確か。でも、ホームページから問い合わせがあり、それが縁で銀行口座を開いて取引が始まり、新規開拓で貢献している。

どちらの企業さんもSNSもブログもされていない。でも、Web集客はできているのである。そういう事実もある。

現状を踏まえて、さらによくするにはどうしようかと考えるときには、もちろんSNSやブログを組み込んで提案する。私自身、SNSやブログがWeb集客にはマストと思っているから。
でも、どう活用していくかは、お客様の事情によるのだ。

だから、私は総合的にWeb集客のプロフェッショナルとして、施策を選んでいけるようになりたいのだ。SEO押し、SNS押し、ブログ押しなど、一方向の視点ではなくて、紙媒体も含めて、目の前のお客さんは何が必要か考えて提案するWebプロデューサーに成長していきたい。

だから、会社経営、営業、マーケティングを学んでいるのです。

もう、完全に吹っ切れたら、急に仕事の話が進むようになったのが不思議。
やっぱり気持ちは結果に表れるんですね。

ではでは～

コメント

comments