インターネットを使ったビジネスしているのにうまくいかないたったひとつの理由

公開日時：2019年9月28日

最終更新日：2019年9月28日

ブログを書くのは大変。
SNSはいつ成果がでるのかわからないから、あんまり時間をかけたくない。
ホームページの文章も、誰も読まないんだからあっさりでいい。

ホームページの商談をしているとよく聞く言葉です。

でも、現在のインターネット環境で、このような考え方をしていると、成果を上げるのが難しい。
情報発信ができるかどうかで、格差が広がるという「アテンション・デバイド」の話を私が聞いたのは、たしか2004年です。現在株式会社ドットインストールの代表をされている田口元さんの講演で聞きました。2019年も後半に差し掛かった今、この言葉は本当だなと実感しているのです。

こんにちは。Web集客のことをズバリ言うズバリスト、白藤沙織です。

あなたはWebサイト、ブログ、SNSを何のために使っていますか? ビジネスをするためですよね?

ウェブ業界にいて12年目の私が感じているのは、インターネットビジネスで一番重要なのはコンテンツだってこと。

SEOもリスティング広告も、SNSマーケティングも、メルマガ・LINEも、そしてインバウンドマーケティングも、施策をするときはどれだけ読者の心に響き、「あっ、いいな」、「欲しいな」、「買ってみようかな」と行動してもらえるようなコンテンツがないと成果が上がらないのです。

私がセミナーをしているのは、ブログとSNS、そしてインターネットのすばらしさを知ってもらいたいから

いつの間にか大手企業が有利になっている

ホームページやECサイトを開いたら売れる。これは幻想です。みんなデジタルとう新しい世界に幻想を抱いている。

たとえば、自分で作った野菜を売りたいと思って実店舗を開いた人が、「ちっとも野菜が売れない」と言ったとしましょう。

「お店の宣伝はどうしているの?」と聞いたら、「全然、何にもしてないよ。めんどくさいんだよね。」という返事が返ってきた。
あなたは売れなくて当然だって思うのではないでしょうか。

自分のホームページやECサイトに来てくれさえすれば売れると思っている人が多いです。でも、そうではないんです。
リアル店舗でお店にお客さんが入ってくれることと、売れることは関係がないですよね。まずはいい商品が置いてあること、その商品の価値をお客さんに伝えること、スタッフの応対もいいこと、総合的なことでモノが売れていくと思うんです。

なのに、ホームページやECサイトになると、ホームページ制作会社に丸投げして、公開したあとも放置状態なのは、デジタルの世界の幻想を見ているんですね。ホームページ制作会社は、売るための「器」を作るだけ。売るのはあなたです。
リアル店舗を建てた建築会社に、営業は頼まないですよね。

そして、ウェブの営業は、ホームページのコンテンツを充実させること、まめに更新すること、ブログやSNSで常に発信していることなんですね。価値を伝えるために。ウェブのよさは、会社の規模に関係なく、資本の大きさに関係なく、中小零細企業も時間をかければちゃんとビジネスできるところにあります。そういう公平感があったな。

が、気づけば大手企業もホームページやECサイトに力を入れて、商品やサービスの良さを伝え、SNSやブログをしている。中小企業がめんどくさっている間に、お金をかけてアウトソースしながら情報発信を続ける大手企業がどんどん出てきたら、コンテンツが少ない中小企業が埋もれてしまうのは当然のことかもしれないなと思うんです。ECサイトなどはすでにそういう流れになりつつあります。商品を検索すると、大手企業のショッピングモールが検索結果の上位を独占したりしています。

そうですよね、お客さんの立場になったら、商品が豊富にあって、情報も詳しく、デザインも素敵なECサイトでお買い物したほうが楽しい。そんなECサイトが検索結果画面に出てきた方がよかったなって思いますよね。

たとえば、無印良品のネットショップは、特集ページが充実しています。

https://www.muji.com/jp/feature/shirt/

ウェブの世界でもだんだんと大手企業が有利になってきている。そんな状況を補うために、SNSも活用してピンポイントでもお客さんと出会って自分の存在を知ってもらうことが大切なんです。

インターネットでは、ホームページやブログを更新したり、SNSで投稿したり、いいねを押したり、フォロワーと関わったりをすることが営業活動です。この行動がめんどくさかったり、遊んでいるように見えて、仕事ではないと思われがちなんですね。ですが、昭和はとっくに終わり平成も終わった。令和の時代なのです。新しい価値観でビジネスしましょう(*^▽^*)