他社の動向より自社とお客さんに関心を持とう ~ ビジネス・フォー・パンクスを読んで思ったこと

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他社分析、市場動向調査、自社分析etc
2020年の経営計画、商品企画、新規サービスの導入を考えるときは、事前調査をする企業が多いです。これは間違いではないと思うのですが、、、、
実は調査・分析をすることで、どんどん実施のスピードが遅れてしまうことも多いのではないでしょうか。

他社で成果を上げていることをマネしても、自分の会社はそれよりも一歩は確実に遅れているってことになるから。
それに、未来の目標を立てるのに、過去の分析している時間がもったいないなと私は思っているんです。

もちろん、市場動向や自社の状況など事実を把握することは重要なことです。けれども、目的をはっきりさせて何を分析するか、どのくらい時間をかけるのかを明確にする必要があります。そうでないと、調査や分析自体が目的になってしまいます。

調査・分析よりも、まずはやりたいことを明確にして動く!

この考えは「ビジネス・フォー・パンクス」という本を読んで、確信に変わりました。

こんにちは。Web集客のことをズバリいう「ズバリスト」、白藤沙織です。

「ビジネス・フォー・パンクス」は、イギリスのクラフトビール「BrewDogs」の創業者ジェームズ・ワットさんが書いた本です。
2007年に300万円で始めたクラフトビールの会社が、約8年で売り上げ70億円を超える企業に成長しました。ワットさんの思想・取り組みは、中小企業の経営者は知っておくといいですよ。

この本です↓

持ち歩いて隙間時間に読んでいたので、だいぶヨレてしまいました。

自分の会社と事業に集中したら他社は気にならないかも

この本は、「熱狂を生むパンク経営哲学」と書かれている通り、「パンクロック」と「ビジネス」を掛け合わせた経営論です。一貫して書かれていることは、自分で市場を作ってそこでビジネスする価値だと思います。

札幌のWebやIT会社の経営者とお話すると、東京の企業メインで仕事をしている方が多いなと思います。仕事の数と1本のホームページにかけるお金が違いますからね。そんな中で私は、東京の有名な企業と同じことをしていても、競争の渦に巻き込まれるだけだと思っています。

特にニアショアと言って、首都圏の企業よりも安く開発費を抑えられるから地方都市の企業に業務を発注するという考え方があります。これが、私はあんまり好きじゃないのです。同じ技術、同じ品質のものを作るのに、首都圏の企業は高いから、地方都市に出して安く済ませたいってことになります。

物価が安いとか、諸般の事情があると思いますが、、、ぶっちゃけ業者を選ぶなら安い見積もりを出してくる方がいいということですよね。
私たち、安く使われているの? それでいいの?って常々考えていました。

結果的に安くなったとしても、安いから地方都市の会社に仕事を出すんじゃなくて、私ともしくは正文舎と仕事をしたいって思っていただけるようになりたいんです。

私、ビジネスの世界では常に少数派で生きてきたんで、大多数派の当然と思っている範囲で行動していたら、仕事をいただけなかったんです。必然的に常識と言われることから脱線していったんですね。だから、この本はめっちゃワクワクしながら読んでました。

ビジネス・フォー・パンクスでは、「人の話は聞くな」「アドバイスは無視しろ」と言われています。
が、でたらめにビジネスしているわけではないのです。

この本の主張をまとめるとこんな感じです。

  • 最高の商品づくりにが不可欠
  • キャッシュの管理に全身全霊をかける
  • 小さなことが大きな違いを生むから、小さなことすべてを感動もののレベルにまで上げる
  • 丁寧に情報発信して、あふれるほどの情熱を顧客に届けることでファンになってもらう
  • 企業文化を作る

特別、突飛なことは書かれていないでしょう。

情熱をもって自分の商品・サービスを最高のものに仕上げ、情熱をもって思想と商品の情報を顧客に伝え、企業の文化も作っていくことに集中していたら、他社が何をしているのかはあんまり気にならないかもしれませんね。

独自の文化を自分たちで生み出していこう

この本がすごくいいと思ったことは、「ビジネスで成功するためのスキルは、自分で生み出せ」と言っていることです。
著者の話自体も、参考にしてもいいし、参考にしなくてもいい。とにかく、ゲーム感覚で楽しんで行動してねという姿勢が好きです。

いくら他社との比較をしても、いくら分析しても、未来の結果はわかりません。数字は事実を示しますが、どの数字をどのように集計するかで解釈は相当変わります。

ですので、そういう比較・分析はそこそこに、空いた時間で情熱を持って自分の商品のことを考え、お客さんに関心を持って宣伝していくことに専念した方がよいと思うんです。
Amazonのリンクはこちら↓

そういう結論に達した本でした。

ではでは~

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 この記事の投稿者

白藤沙織

Web・印刷の株式会社正文舎取締役。 Webプロデューサー 兼 ライター。ときどきセミナー講師。 コーチやカウンセラーの資格を持ち、仕事に活かしています。 ダンス・歌・演劇好き。4コマ漫画のサザエさんをこよなく愛しています。

営業をどのようにしたらよいかわからないときに、Webサイトとブログ、SNSに出会う。以来、情報発信を丁寧にして未来のお客様と出会ったり、お客様のフォローをしています。

仕事もプライベートも「自分の生きたい人生を生きる」ために、「自信や勇気」を届けられたらうれしいです。

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