Google広告 費用の決め方について

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web広告

こんにちは!

正文舎の土本です。

今回は、Google広告(リスティング広告)の費用の決め方について解説していきます。

Google広告を社内で初めて運用を始めた方の場合、「費用の決め方」に悩むこともあるでしょう。

Google広告を外注している方の場合だと「費用がどのように算出されているのかわからない…」と感じたことがあるのではないでしょうか?

今回は、これらのお悩みを解決できるよう、記事を書きました。

 

目次

1. Google広告の費用相場

2 目標が決まっている場合の予算の出し方

3 目標が決まっていない場合の予算の出し方

4. Google広告の費用算出における注意点

5. まとめ

 

1. Google広告の費用相場

リスティング広告の費用相場は、月あたり20万円~50万円程度と言われています。

広告を出稿すること自体は、1,000円/月から始められますが、

「広告費用を費やすほど、広告が目立つところに表示される」というGoogle広告の仕組みから

一定金額の予算を設定している企業も多いです。

 

それでは、予算の計算方法について解説していきます。

 

 

2 目標が決まっている場合の予算の出し方

例) 毎月5件のお問い合わせを目標として設定した場合

Google広告の運用を始めて、クリック単価(=CPC)が平均して100円であることがわかったとします。

コンバージョン率(=広告を見た人の内、お問い合わせをしてくれる人の割合)は1%と仮定して

設定します。

すると、一回のコンバージョンを得るには100円÷1%=10,000円(コンバージョン単価)必要であることが予想されます。

*CVR(コンバージョン率)を仮に設定する場合、1%を基準にすることが多いです。

 自信がある方の場合だと、コンバージョン率を2~3%に設定することもあります。

 

予算=コンバージョン単価×目標コンバージョン数

 

ですので、

今回の場合だと

予算 = 10,000円(コンバージョン単価)×5件(目標コンバージョン数) = 50,000円

とわかります。

*ここに、人件費など広告費用以外の費用を加味して考えることで、広告経由の売上がどれくらい上がると

 黒字になるかわかってきます。

 

♢補足

 コンバージョン率(CVR)やクリック率(CPC)の業界の平均値は、ネット上で簡単に調べられます。

 CVR(コンバージョン率)の業界平均値については、下記サイトのグラフが参考になります。

引用元

Google Ads Benchmarks for YOUR Industry [Updated!]

 

この図から、業界によって広告の難易度がかなり変わってくることがわかります。

また、この図はあくまで平均値を表しているものであることから、10%超えのコンバージョン率を誇る

優秀な広告が存在することも予想できます。

 

 

3 目標が決まっていない場合の予算の出し方

リスティング広告の運用が初めてで、

どれだけ予算がかかるのか、どれくらいお問い合わせに繋がるのかわからない場合は

最小限の費用から、広告運用を始めるのがおススメです。

成果が出てきて、勝ちパターンがわかってきたら徐々に予算を上げていくという地道な

方法が、遠回りのようで近道なのではと思います。

 

 

■予算算出までの流れ

①検索キーワードを決定する

*検索キーワードを決定することで、ユーザーが検索した語句に対応する広告を表示させることができます。

 

②ユーザーが”検索キーワード”を検索して、広告をクリックした際に発生するおよそのクリック単価を

キーワードプランナーを使用して調べる。

*キーワードプランナーの使用方法については、別のブログで紹介できたらと思います。

 

➂最低限かけるべき必要予算を算出する

予算=想定検索ボリューム(広告の表示回数)×想定CTR(クリック率)×想定クリック単価

想定検索ボリュームについては、推測される値をキーワードプランナーで調べることができます。

*想定クリック率については、運用する中でわかってきます。広告を始めたばかりで

クリック率の目安を知りたい場合は、業界ごとの平均クリック率を調べてみるのが良いでしょう。

 

引用元

Google Ads Benchmarks for YOUR Industry [Updated!]

 

 

 

3. Google広告の費用算出における注意点

 

 

・広告を掲載してみないとわからないことが多い

キーワードプランナーで算出した予測値はあくまで”予測”です。

想定のクリック単価よりも、クリック単価が高くなることもあります。

クリック率についても、広告パフォーマンスに左右されるところが正直大きいです。

なので、日々のデータをもとに費用を追加すべきかそうではないのか、試行錯誤し

運用者自身の理解を深めることが大切です。

 

 

・リスティング広告のアカウントは「育てる」という意識が大切

Webマーケティングでは、実際のデータを元に改善することが大切です。

そのため、ある程度のデータが集まっていることが広告の施策を打つ上で重要です。

また、リスティング広告の自動入札機能(=機械が学習して最適なタイミングで広告を表示)を使う上でも

ある程度のデータは必要です。

*自動入札機能の精度の高さはリスティング広告運用者の間で評判で、

 運用する上で必須の機能と言えます。

 

つまり・・・

・広告の出稿は簡単ですが、成果が出るまでは、地道なデータ集めと分析が必要

・まずは広告を運用してみて、データを元に有効な施策を打ち出していく

この繰り返しの量が大切だと感じます。

 

 

・撤退ラインを設定する

どんなに頑張ってもコンバージョンがとれなかったり、予算感が許容できる範囲を超えてしまう場合も

想定されます。

このようなケースの場合、広告運用を愚直に頑張ることよりも、「マーケティング全般の”施策」で改善できる部分がないか

検討し、再度別のやり方でトライすることが必要になります。

このような時期は、本やインターネットでインプットに時間を費やすことも

重要なのでは、と思います。

 

 

4. まとめ

以上、Google広告の費用の出し方についての説明でした。

普段のモヤモヤが、少しでも解消されましたら幸いです。

 

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土本

正文舎中部事業部で、営業を行いつつメルマガ配信や展示会運用、OEM商材の企画など幅広い活動を行っております。 このブログでは中部事業部での活動内容や、販促にかかわるお役立ち情報をお伝えできればと思います。
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